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そして次は、転換の間に次々と機材が運び込まれ、まるで要塞のようになったステージの中央に登場した松前公高。独特のほんわかとした口調のMCで始まったライブに、会場の空気が一気になごんでしまった。背後に置かれたシーケンサーの使い方を説明してくれたり、楽屋で上領氏とかわした「太鼓の達人」についての話など、のんびりとしたトークを聞いているうちに、とてもリラックスした気分になってしまった。松前氏曰く「踊れないライブですみませんが…」とのことだが、ゆったりとサウンドに耳を傾け、リズムに身をゆだねる心地よさは、オーディエンスにまた新たなテクノの楽しみ方を教えてくれているかのようだ。ときにチープな音色なども交えたサウンドは耳障りが良く、しかしスキなく練り上げられており、さすが打ち込み界の第一人者、ベテランの技によるものである。
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そのサウンドはいわば電子音楽の原点に直結する懐かしさを持っているのに、同時にとても新鮮さも感じさせる。それはもちろん松前氏のもつ絶妙なセンスの賜物なのだが、このようなライブも違和感なく導入できてしまうLINKのよさを、再確認できたように思う。
そしてライブ後半は上領亘が登場!テクノ界が誇る二人の達人による、抜群のセッションでオーディエンスを魅了してくれた。しかし超絶サウンドを繰り広げる一方で、「曲名は、今日の日付けとか格好いいんじゃない?」「ちょっと間違ったちゃった位がいいかな?」と、その場で曲名を“2004.12.5”
と命名するなど遊び心もいっぱいで、その落差がなんとも大人の余裕を感じさせる。
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