LINK Vol.11

2004.12.4(sat)
Ebisu Guilty
LIVE
上領 亘
松前公高
Filter Fish
JLHA
LOVE MODEL FREEDOM

VJ

Visual Works Fraw
HINO TARO
CYCLE
R-A
DIGILLA

DJ

KEI

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LINK Vol.11 EVENT REPORT
■OPENING

今回のLINKは、久々に「Ebisu Guilty」での開催。約1年ぶりとなる会場に、少しなつかしさ(?)も覚えてしまった。今回のセッティングは、スクリーンが正面のみのシンプルなつくりではあるが、いつものようにモニターも多数置かれ、映像の迫力が入った瞬間からしっかりと伝わってくる。さらに、前回同様レーザーによるド派手な演出も導入され、こちらもかなりカッコいい!

 

DJによるプレイも、オープン時からかなりアッパーな選曲で、これからの盛り上がりを大いに期待させてくれる雰囲気である。今回は、これも久々となる「上領亘」が出演し、LINKならではのセッションを見せてくれるとのこと。はたしてどのようなイベント構成になっているのか…?


LIVE:JLHA / VJ:R-A

今回のトップを務めたのはJLHA。毎回様々なテイストでオーディエンスを魅了している彼女だが、近頃はファッション・サウンドともに「和」の要素を強く感じさせるパフォーマンスで、独特の艶やかな世界を見せている。今回も、黄色い着物姿という今までになかった出立ちで登場し、1曲目の「さくら」では、和とトランスの見事な融合をみせてくれた。

そしてライブが進むにつれ、その和のテイストが、宇宙的な広がりを感じさせるサウンドと渾然一体となり、まさにJLHAならではトランス空間へと会場を変貌させてしまった。DJ.KEIのパフォーマンスと、R-AによるViual Effectのサポート陣もすっかり定着し、それぞれの持つ感性が相互に影響しあい、絶妙のバランスを生み出している。今後、この到達点のさらに先へとオーディエンスを導いてくれることを、楽しみにしたいと思う。

LIVE:LOVE FREEDOM / VJ:Digilla

続いて登場したのは、この所ライブの度に急成長を続けているLOVE FREEDOM。今回もその熱い世界を存分に発揮してくれた。前回のLINKでは、まだ「新メンバー」感のあったヨウスケ、クニヒコの二人もすっかり定着し、サウンドにもステージにもぐっと深みが増したように感じられる。持ち味である、沸き上がるように熱いメッセージ性はそのままに、どこか洗練された趣きさえ感じられるステージは、確実なステップアップを続けている彼等の姿を克明に写している。

そんな彼等だが、次回のライブより、ユニット名が変わり「キレイ(表記は未定だそう)」となるそうだ。メンバーと楽曲は新ユニットへともに引き継がれるとのことなので、この心機一転とともにより磨きのかかったライブを見せてくれるに違い無い。名前は変われども、その内に流れる熱いスピリットは大切な核としてこれからも受け継がれていくものであるだろうから。今後の活動に期待大である。
LIVE:松前公高 / VJ:Hino Taro 〜 SESSION:松前公高上領亘 / VJ:Visual Works Fraw

そして次は、転換の間に次々と機材が運び込まれ、まるで要塞のようになったステージの中央に登場した松前公高。独特のほんわかとした口調のMCで始まったライブに、会場の空気が一気になごんでしまった。背後に置かれたシーケンサーの使い方を説明してくれたり、楽屋で上領氏とかわした「太鼓の達人」についての話など、のんびりとしたトークを聞いているうちに、とてもリラックスした気分になってしまった。松前氏曰く「踊れないライブですみませんが…」とのことだが、ゆったりとサウンドに耳を傾け、リズムに身をゆだねる心地よさは、オーディエンスにまた新たなテクノの楽しみ方を教えてくれているかのようだ。ときにチープな音色なども交えたサウンドは耳障りが良く、しかしスキなく練り上げられており、さすが打ち込み界の第一人者、ベテランの技によるものである。

そのサウンドはいわば電子音楽の原点に直結する懐かしさを持っているのに、同時にとても新鮮さも感じさせる。それはもちろん松前氏のもつ絶妙なセンスの賜物なのだが、このようなライブも違和感なく導入できてしまうLINKのよさを、再確認できたように思う。
そしてライブ後半は上領亘が登場!テクノ界が誇る二人の達人による、抜群のセッションでオーディエンスを魅了してくれた。しかし超絶サウンドを繰り広げる一方で、「曲名は、今日の日付けとか格好いいんじゃない?」「ちょっと間違ったちゃった位がいいかな?」と、その場で曲名を“2004.12.5” と命名するなど遊び心もいっぱいで、その落差がなんとも大人の余裕を感じさせる。

SESSION:上領亘・Filter Fish 〜 LIVE:FilterFish / CYCLE

そして松前氏は退場し、ステージには上領氏が残り、FilterFishの二人が登場。 途切れなく次のライブがスタートしたのだが、何と同時に機材の撤去も行われている。ほかのイベントではまず見る事ができないだろう光景に「無茶なことするなあ…」と思いつつも、気付けばあっという間に転換が終了している。 ライブの流れをほとんど損なうことのない進行には思わずお見事!と言いたくなってしまった。そしてスッキリと片付いたステージで引き続きセッションが進行。今回初の共演となる上領氏とFilterFishだが、上領氏がこういったビートの効いたテクノ色の強いセッションに登場することは、余りないのではないだろうか?

まさにLINKならではの貴重なプレイに会場も大いに湧いていた。続くFilterFishのライブでも、アッパーでノリのいい曲が続けざまに演奏され、会場の盛り上がりは最高潮!聴きやすくてノリやすいのに、音にこだわる通をも唸らせる、緻密に練り上げられた楽曲。その絶妙なバランス感覚がFLFの魅力である。まさにシメに相応しいオープンマインドなライブで、思いきり踊って今回のLINKは終了!やはりラストに、理屈抜きで盛り上がれるユニットが来ていると、終わったあとの印象がとても爽快である。


最初から最後まで通して、じつに良い空間が作られていた今回のLINK。思いきり踊れるライブや、じっくりとリズムに身をゆだねることができるライブなど、出演ユニットの音楽性も実に様々で、そのバラエティに富んだ内容を、スムーズなイベント進行が、しっかりと繋いでいる。オーディエンスもその多様性をしっかりと受け止め、心から楽しんでいる様子がフロアからひしひしと感じられた。イベント・ユニット・オーディエンスが非常に良い調和をつくり出す空間は、まさに「心地よい」という形容がぴったりだ。

ところで、今回でLINKはしばしの間休みに入るらしい。詳しいことはわからないが、復活は春ごろとか、夏ごろとか、様々な噂が飛び交っている。しかし、LINKのことである。ただの休眠期間ではないだろう。よりパワーアップした姿で戻ってきてくれることは間違いない。名残りは惜しいが、それまでほんの少しの間、楽しみに待たせてもらうことにしよう……。

2004.12.4(sat)
Ebisu Guilty
organized by VOMOS
thanks to.... all staff  all audience

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おまけ>
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