LINK Vol.13

  2005.5.6(sat)
Shibuya VUENOS

SPECIAL GUEST
TV-NOiZ(松岡英明)

DJ&LIVE
DELUA ANTI NORM
KEI

LIVE
馬騎尚寺(小西健司+MOMO)
Filter Fish
VOLUME ACE

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2マンスリーイベントとなって2回目のLINK。今回も、音楽番組「NEO WAVE」(※TV東京 毎週水曜日深夜2:45〜・TV愛知 毎週水曜日深夜4:28〜放送)の取材が来ており、会場には一層個性的なファッションに身を包んだオーディエンスが目立つ。しかし、フロアに足を踏み入れればことさらに奇抜な格好でなくても、集まっているお客さんひとりひとりが、自分なりのお洒落を意識して楽しんでいることは明らかだ。それぞれの個性を発揮しつつ、その場にすんなりと馴染んでしまえる、そんな空間としてこのイベントが機能しはじめている証拠ではないだろうか。

トップバッターに登場したのは馬騎尚寺。DADA、4-D、P-MODEL、至福団など、多数の活動歴をもつ“小西健司” と様々なアーティストのリミックス、サウンドプロデュースや自身のユニット「AMBIENT7」「F.E.O.D.」等で活躍する“百々政幸”によるユニットである。最初から大物の登場!貫禄のサウンドが会場を貫いた。インダストリアルなサウンドは実験的でありながら、地にしっかり足のついた安心感がある。そしてなにより、音の厚みがほんとうにカッコイイ! 漢のテクノ!といった趣きだ。しかし、ステージの上は終始なごやかな雰囲気で、そのサウンドとのギャップもまた魅力的だった。

続いて登場したのは、フロアをヒートアップさせることでは右に出るものはいないであろうユニットVOLUME ACEの登場。本日はゲストVoにKAN∀BUN(W.A.R.P.)を招いてのステージ。背格好、そして声質も不思議と似通っている二人…並ぶとかなりの迫力がある!ときにぴったりと寄り添ったハーモニーを奏でたり、ときにバトルをするような掛け合いがあったりと、息のぴったりなセッションから目が離せない。そしてラストはいつものように、怒濤のサウンドラッシュで、フロアはすごい盛り上がりに!たとえお目当てのユニットを見に来た…という人でも、イベント全体を楽しむということを自然に覚えてしまう。エンターテイナーKAMATAの手腕には感服するほかない。

次は、このところライブの度に進化を遂げているFilter Fish。3人編成になったことによって、サウンドにも、ステージパフォーマンスにも、説得力が増しているのが感じられる。そして、キラキラ具合もライブの度に増しているのではないだろうか?(笑)まったく違う魅力をもったメンバーの、それぞれの個性がより際立ったように感じられるのだ。takmiがメインvoをとる「I Never Know♥」vomosのゲ●受け間違い無し(?)の「Japanese Dreamin' Night」Sugiyoshiの迫力ギターが唸る「Smashing Guitar」と、 各人の“見せ場”があるのもそんな印象を強めている。今後の活動にも期待大である!

 
そして、満を持して本日のスペシャルゲストTV-NOiZの登場。80年代ニューウェーブシーンの立役者ともいえる“王子”松岡英明率いる脅威の新人(笑)ユニットである。そのサウンドは、思わず目がくらんでしまいそうなほどキラキラで、POPそのもの。気がつけば、フロア中のオーディエンスが一緒になって振り付けをして踊っている。そんな、ちょっとアイドルチックなパフォーマンスも、不思議とLINKの空間では気恥ずかしさもなくとけ込んでしまっている。しかし、エンターテイメントそのものの楽しいライブの奥には、キラリと光る「テクノの遺伝子」が潜んでいるのだ。要所要所でにやりとしてしまうようなサウンドが顔を出す。ちなみに本日は、メンバーのひとりNoiz Ika Chanが欠席とのことで、代わりにその立ち位置には衣装をつけたマネキンが…。そんな遊び心も心憎い演出のひとつだ。次回は是非、3人そろってLINKに登場して欲しい。

なんとも振り幅の大きかった今回のLINK。様々なスタイルのユニットが一夜にギュっと凝縮されたような、しかしどこかおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさのあるイベントになっていた。しかし特筆すべきは、TV-NOiZのLINKへの初登場であろう。ニューウェーブが良質のエンターテイメントとして台頭していた80年代の空気はそのままに、現在のセンスもふんだんに盛り込まれた彼らのサウンドが、なんとこの空間にマッチしていたことか。エンターテイメントとテクノ”というLINKの掲げて来たテーマが、より具体的な形で表現されていたのではないだろうか。
もちろん、エンターテイメントの形はひとつではない。これからも様々なテイストのテクノを、様々な魅力をもったユニットをLINKでは紹介してくれることだろう。そしてそれらのすべてが、“誰もが楽しめる”空間。LINKとしてひとつのムーブメントへと成長していくのではないだろうか?沢山の可能性を感じさせてくれる一夜だった。

2006.5.6(sat)
Shibuya VUENOS
thanks to.... all staff  all audience

Photo:Chika text:M