LINK 2nd Anniversary


2003.8.10(sun)
Shibuya Club Asia
LIVE
■OVERROCKET ■soyuz project
■MIU(茂木ミユキ) supported by 上領 亘
■VOMOS ■CUBLIC.  ■LOVE FREEDOM

VJ
■Ueda Naoki ■山口淳二 ■O3channel ■CYCLE ■R-A ■MISO
DJ
■R-A
2003.8.10 ORGANIZERのひとこと

2周年です…はやくも2周年です…まだ2周年です(笑) 冷夏にも負けず…この日だけ超暑い真夏日となってしまうあたりに、微妙な運の良さを感じつつASIA入りした私達。まずASIA専用、巨大スクリーンを作っていましたが…とにかく天井が高く、LINKスタッフはみな高所恐怖症のゆえ…スクリーンが貼れずに困っていたところ、今日のメインゲストであるはずのK氏が優しく『僕がやろうか?』…と声をかけてくれて、お言葉に甘えてメインゲストに危険な仕事をやらせてしまった…なんていう超無礼な行為から始まったLINK2周年(笑) とにかくそれぞれのユニットは素晴らしく、お祭りムードだったんですが…僕は節目が来ているな…と感じるようなイベントでした。常に新しい快楽を提供する…というのは厳しいことかも知れませんが、理想はそうありたいと常に思っています。今後 もLINKは、いつも新鮮で、いつも新たな快楽を提供していくような場であるように、 頑張りマスので…出演者のみなさま、スタッフのみなさま、応援してきてくれたみなさま…今後もよろしくお願い致します!


LINK 2nd Anniversary EVENT REPORT
■OPENING  
ついに2周年を迎えた「LINK」。今回は、会場を渋谷のClub Asiaへと移し、 2nd Anniversaryの名にふさわしく豪華な顔ぶれでの開催となった。その出演者のラインナップは、ざっと見ただけでもワクワクしてしまうほど幅広く、まるでテクノシーンのエッセンスをこの一夜に凝縮してしまったよう。加えて初めての会場ということで、 LINK名物の映像システムがどのような演出になっているかも楽しみなところである。
会場に入ると、かなり天井が高く、開放感のある作りになっている。そして正面のステージ背後には、その高さに見合う巨大スクリーンが!
ステージとフロアの距離も結構近いので、 前の方で見ていると、まるで映像の中に入ってしまいそうな迫力を感じる。 お馴染みのステージ両脇に置かれたモニターとの連動もバッチリで、これはかなりカッコいい。この大スクリーンの前で、今日はどのようなライブが繰り広げられるのだろうか…?

LIVE:LOVE FREEDOM / VJ:R-A

1番目の登場は、Vol.6以来久々の登場「LOVE FREEDOM」!登場と同時にかなりハイテンションで、LINK2周年に対するお祝いの言葉とともに、クラッカーを鳴らしまくる!会場を飛びかう銀色のテープにオーディエンスからも歓声があがる。なんともお祭り騒ぎのスタートにふさわしい陽気な演出だ。それでいて、「この記念すべきステージに立てることに感謝します」と繰り返すVoオオカミの言葉は真剣そのもの。語り口こそ訥々としているが、その率直な言葉は、彼らの音楽同様に真直ぐに心に響いてくる。そして、以前より格段にレベルアップしたサウンドは、フロアをあっという間にヒートアップさせてくれた!

サウンドからもヴォーカルからもグルーヴがガンガン感じられて、身体が自然にノってしまう。
今回映像を担当するのはR-A。ちょっと異色の組み合わせ?とも思えたのだが、さすがベテランVJ、実際のライブ映像を同期させたアグレッシヴなVJ Playがフロアを一層熱くしていた。印象深かったのは、ラストのナンバー「表示意志」。吐き出すように思いをマイクに叩き付けるオオカミのVoに、燃え続ける炎の映像。燃え尽きることなど知らないようなその炎は、彼らの確固たる音楽への意志とリンクしてどこまでも広がって行くかのようだった。
LIVE:CUBLIC. / VJ:CYCLE

次はCUBLIC.の登場。今回のメンバーはsugiyoshi、前回に引き続き登場のtaguchiと、久しぶりにステージにその姿を見せてくれたIZZIE!毎回編成の変わるCUBLIC.だが、今回はCUBLIC.がテーマ曲を手掛けた「攻殻機動隊」のCG班によるアニメ、「FFF!!!!!」の映像が流れるなど、今迄にないコラボレーションも見せてくれた。前回のステージで、大いにオーディエンスの興味を惹いたtaguchiのゲームコントローラーエフェクトもまたまた登場し、サウンドでも、視覚面でもバラエティに富んだ内容になっていた。

そしてステージに華を添えるVJ.CYCLEの映像はやっぱりスゴイ!今回のような巨大スクリーンで見ると、空間性のある映像が多い為、フロアまでも映像のなかに取り込まれてしまうような錯角を覚え、CUBLIC.のサウンドと相まったトリップ感がなんとも心地よい。音と映像のイメージが、こんなにも相性よく溶け合うコラボレーションは滅多にないのではないだろうか?
LIVE:VOMOS / VJ:O3Channel  

続いてのVOMOSとの間は、LINK名物となりつつある、両ユニットがステージ上で入り乱れての転換。両ユニットの間でノリノリのやりとりが交わされ、そのままVOMOSのライブへと突入した。このところ、歌モノ要素も積極的に取り入れられ、また違ったアプローチを見せているVOMOS。Voもサウンドの一部であるかのようにビート感を持ちながらも、メロディラインは耳に心地よく響く。中々このようなスタンスでサウンドメイクをしているユニットは居ないのではないだろうか?そして Support Memberとしてもうすっかりお馴染みになったSENの、テルミンさばき(?)と手弾きメロディもサウンドに効果的なスパイスを加え、ステージに“ライブ感”が一層増したように思える。

そして、今回もラストには上領氏とのセッションが!1曲だけではあったが、上領氏の怒濤のドラミングに彩られた「静寂の律」は圧倒的な迫力で、今迄ノっていたオーディエンスも、思わず立ち尽くして聴き入ってしまう程。これで3回目を迎えるこのセッションだが、打ち込みサウンドと生ドラムがこれ程絶妙に絡み合うコラボレーションは滅多にないのではないだろうか。いつかもう少し長めの時間で、他の曲も含めたライブを見てみたい…そんな期待を抱いてしまう、大きな可能性を感じさせるセッションだった。

LIVE:MIU(茂木みゆき)supported by 上領亘 / Visual Operator:Ueda Naoki

前回のVol.8に引き続き登場したMIU。supportはもちろんこの人、上領亘と、visual oparatorのNaokiだ。2度目のセッションとなる今回、再びあのセンシティヴかつ繊細なセッションを見ることができるのはとても嬉しい。今日のライブのためにデザインされたという、ふわりとしたピンクのカシュクールをまとい、小道具の小さな林檎を手にしているMIU。その歌声だけでなく、佇まいも独特な柔らかい雰囲気をまとっている彼女のステージには、さほど長い時間でなくても、ひととき時間の流れを忘れさせてくれるような、不思議な力がある。

そしてそれを支える上領氏のDr…Vol.8ではエレドラだったが今回は生ドラムで、タイトでドラム要素の強いセッションになっていた。しかしそれに埋もれることなく絶妙の絡みを見せるMIUのVoは、柔らかだが一本芯の通った強さを感じさせた。 セクシーでどことなくコミカルさを持ったNaokiの映像も、楽曲の雰囲気を広げつつも、そのインパクトは一度見たら脳裏に焼き付いてしまう強烈さ。それぞれの個性は、ともすれば他を圧してしまう位強いのに、ぶつからず、違いの魅力を引き出し合っている貴重なセッションであると感じた。

LIVE:OVERROCKET / VJ:MISO

転換時間を挟んで、LINK初登場のOVERROCKETのライブがスタート。 明るくて耳馴染みのいいサウンドと、透明感のあるVoで、すぐに会場はOVERROCKETのカラーに染まってしまった。systemの渡部氏は電気グルーヴのスタジオワークへの参加などを経るベテラン、会場のサウンドシステムの質にかかわらず、常に最高の音質で聞かせてくれるのはさすがとしか言い様が無い。

VJ.MISOによる映像も、楽曲のイメージにぴったりのキュートでカラフルなドット絵アニメーションで、サウンドと相まって爽やかな空気がフロアに流れてくるようだ。どの曲も耳に残るメロディラインと、すんなりと空気に溶けていくような綺麗な音色で、普段打ち込み音楽を聞かない人にもきっと抵抗なく受け入れられる楽曲なのではないかと感じた。ゆったりと身体を揺らしながら、気分も共にリフレッシュできるような、そんなひとときだった。

LIVE:soyuz project / VJ:山口淳二

引き続きトリのsoyuz projectへ……と思いきや、転換の合間にSugiyoshi&VOMOSが何やら妙な箱を持って現れた。何が始まるかと思えば…「LINK抽選会〜!」そういえば入場時に何か番号が配られていた! 内容は2人が番号を引き、該当する人にはLINKのロゴ入りTシャツが当たってしまうという、ベタすぎる企画……さすがのLINKオーディエンスも半分腰くだけになっているように見受けられた。しかも、DJ.R-Aの悪ノリ(?)でバックに流れる曲は武田鉄也の「少年期」。このどこまでも微妙な雰囲気の中、転換作業中のsoyuz福間氏も参加し、妙に盛り上がる抽選会。こんな風に、イベントの盛り上がり所で唐突に落としてしまうのも、LINKらしい…?かもしれない。

そして、スクリーンにお馴染みの「soyuz projectデゴザイマス」という映像が映し出され、soyuz projectのライブがスタート!今回はバックコーラスに福間未紗さん(?)が参加しており、4人編成のステージ。1曲目から飛ばしまくりで、転換中の微妙な雰囲気が一転して一気に盛り上がっていった。この日の福間氏は、ステージから飛び出してフロアを駆け回ったり、今迄に見た事がないほどのハイテンションで、とにかく動きまくる。(後に聞いたところによると、少々アルコールが入っていたらしい…)携帯電話型のマイクでコーラスを入れる百々氏との掛け合いを見せたり、とにかく楽しそう。途中、機材が倒れてしまうなどのハプニングもあったが、ものともせずにステージもフロアも、とにかく大盛り上がり!完全燃焼で終了した。

かくして怒濤の勢いで過ぎていったLINK2周年。終わってみれば、お祭りに相応しい何とも盛り沢山な内容だった。どのユニットも、個性溢れる最高のステージでテクノシーンの多様さとライブの楽しさをいっぱいに伝えてくれる内容となっており、とても充実したイベントだと感じた。しかし、不思議なことに全体の印象は、というと、ステージもフロアもすべて包み込むような一体感にいまひとつ欠けていたようにも感じる。その理由がイベントの進行からくるものなのか、会場のつくりによるものか、それとも他の理由によるものか。ライブごとの印象はとても良い為に、判然としないのだが…

思えば前回のVol.8が、今迄のLINKの中でも最高と呼ぶにふさわしい内容だっただけに、無意識に今回の2周年に多大な期待がかかっていたのかもしれない。 しかしイベントというものは、常に水モノである。もし完璧にセッティングをしたとしても、当日になってみないとその場に生まれる空気というものは分からない。すべての事象が一体となって気持ちよくリンクする空間、それを常に追い続ける事はイベント規模の大小にかかわらず、永遠の課題なのだと思う。そしてLINKは1度ならず私達にその気持ちよさを伝えてくれた。きっと私達の求めるものが大きくなるからこそ、共にLINKも進化を続けていくのだろう。さらなる境地を見せてくれることを願いつつ、次回への期待を募らせようと思う。
2003.8.10(sun)
Shibuya Club Asia
organized by VOMOS
thanks to.... all staff  all audience

text:F
 

おまけ>
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